首領になった男とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 首領になった男の意味・解説 

首領になった男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 04:38 UTC 版)

首領になった男
監督 降旗康男
脚本 中島貞夫
西岡琢也
出演者 松方弘樹
十朱幸代
名取裕子
近藤真彦
中尾彬
音楽 大島ミチル
撮影 赤塚滋
編集 荒木健夫
製作会社 松プロダクション
配給 東映
公開 1991年5月11日
上映時間 110分
製作国 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

首領になった男』(ドンになったおとこ)は、1991年5月11日公開の日本映画である。松方弘樹の初プロデュース作品。製作・松プロダクション、配給・東映

製作

東映Vシネマの成功を見て、機を見るに敏な松方弘樹は、自らVシネマを作ろうと企画[1]。マネージャーの川野孝右に「ちょっといいVシネマを作ろうや」と準備を始めていたら、岡田茂東映社長に「ちょっと川野、来い」と呼び出され、「お前んとこ、映画作ってるんだって?」と聞かれ全部話したら、岡田から「本編(劇場用映画)にしろや」「金はかかったっていいじゃねぇか、上りも違うがな」と言われた[1]。岡田は1991年5月公開を予定していた番組が急に飛んだため、製作中の映画を探していた[1]。松方が十数年で知り合った実業家から資金の調達だけ行い[1][2]、後は一連の東映ヤクザ映画と同じパターンで映画が製作され、配給も東映が行った[2]。松方は表立って何もしなかった[2]。ただ、ビデオに関しては、松方サイドが全て権利を持つという条件であった[2]

興行

映画興行はトントンだったが、ビデオの売上げ分が利益としてプラスになり、出演者に安いギャラで頼んで出てもらったこともあって、松方は出演者に利益を還元した[2]。100万円づつ上乗せしてギャラを払い、大スターにとっては100万円は大した額ではないが、みんな感動し映画界にこの話が広まり美談になった、と山城新伍は著書に書いているが[2]、松方はブログで、2億7千万円で映画を作り、見事に当り出資者に三割配当つけて3億ナンボで返し、それでビデオを売って、テレビ放映権も売って、まだ2億ナンボ残ったため、撮影で使ったジェット機を借りて、ハワイにゴルフ旅行、台湾にグルメ旅行、加賀百万石で2泊3日の打ち上げ大宴会を基本的に映画のスポンサーとその家族の接待をして1000万円ほとんど全部使い切った、などと話している[3][4][5][6]。本作が当たって岡田社長がプロデューサー連中に「弘樹や川野みたいなトーシロに儲けられてたまるか、馬鹿野郎ッ!」と怒鳴ったといわれている[1]

キャスト

スタッフ

脚注

参考文献

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「首領になった男」の関連用語

首領になった男のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



首領になった男のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの首領になった男 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS