餅の注文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 01:26 UTC 版)
餅の注文には様々な種類の餅があった。1合までの餅は「餅」と言われ、それ以下のものは「小餅」とされた。餅の注文は例えば黄赤の餅は葬儀や法事、赤白の餅は八十歳の賀、お七夜など、祝い事に際して注文された。 また小戴と呼ばれる丸く平べったい餅の真ん中に小豆を載せた餅は、女御らの着帯や鉄漿初などといった人生儀礼や、上棟式など建築関係の祝い事に注文された。なお、着帯時には本人からの小戴の大量注文があるのが通例で、小戴の中でも嗜好を変えた新製品の注文や、また同時期に複数の女性の着帯があった場合には、注文数を競い合ったりしていたことが「御用永代要聞記」から読み取れる。 なお、草あん餅、あん餅、そして御所言葉でうきうき、ひがひがなどと呼んだ団子のようなものなど、いわゆる餅菓子の注文が入ることもあった。
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