顔面毛嚢性紅斑黒皮症 (北村)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 03:21 UTC 版)
「毛孔性苔癬」の記事における「顔面毛嚢性紅斑黒皮症 (北村)」の解説
1957年に北村らにより報告された症例(英:Erythromelanosis follicularis faciei (kitamura) )。思春期に顔面に生じる毛孔性苔癬に酷似した症例であり、耳介前部(もみあげの辺り)から上顎にかけて、両側に生じる。男子に多く発症する。毛細血管拡張を伴うため多くは潮紅し、リンパ球の浸潤がみられるケースもある。 疫学的にあまりにもありふれている症例のため、疫学上の詳細な調査はなされていないとされる。通常の毛孔性角化症と同時に発症する例が多いことから、毛孔性角化症の類型、もしくは単にそれが顔面に発症しただけではないかという見方があるが、それが事実であれば同様の18p遺伝変異が認められるはずである。しかしながら目下の所詳細は不明である。 なお、この症状も加齢と共に自然治癒する。
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