音楽スタイルとファッション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 10:29 UTC 版)
「ニューレイヴ」の記事における「音楽スタイルとファッション」の解説
ニューレイブの音楽性は、オリジナルのレイブで流行した音楽(マンチェスター・サウンドやアシッド・ハウス)に似ているものの、後年のビッグ・ビートやダフト・パンクからの影響の方が色濃く、レイブのリバイバルというよりは、単純に「エレクトロニック・ミュージックを全面に取り入れたインディー・ロック」と考えるべきである。しかし敢えて、「ニューレイブ」として特徴付けるとすれば、DJスタイルではなくバンド・スタイルである点、サイケデリックな視覚効果を重視している点、多幸感のあるトリップ感覚をダンサブルなバンド・サウンドによって実践しようとする点、などが挙げられるであろう。 ニューレイヴで語られるバンドは、トランス系のパーティーからの影響も強く、非常に明るい蛍光色を好んだファッションを特徴としている。ナイロン生地のマウンテン・パーカやナイキやアディダス等のハイカット・スニーカーなど、カラフルなカジュアル系スポーツウェアを着こなす者が多い。ワンポイントのアイテムとして、ケミカルライト(グロースティック、サイリウム、ルミカとも呼ぶ)を手首に装着したり、点滅するコンパクト・ネオンをかざすことも多い。実際のところニューレイブのカテゴライズは、シーンの多少曖昧な音の基準よりも、このカラフルなファッション・イメージによる方が多いともされる。
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