電着塗装
ビヒクル(塗料中で顔料を分散している液状成分)をイオン化して、希薄な水溶液または水分散体とした塗料中に被塗物と電極を浸して通電し、塗料を電気泳動により被塗物上に移動、析出させて塗膜を形成させるものをいう。吹付け塗装に比べ(1)塗着効率が高く防錆効果が大きい(2)電極の調整で膜厚のバラツキを少なくできる(3)電圧、通電時間の調整で膜厚を管理しやすい(4)析出生成した塗膜は不溶化しており、水洗するのみで焼付け工程に入ることができる、などの特徴をもち、自動車、電気をはじめとして広く使用されている。自動車では塗料をプラスにイオン化し、クルマを陰極として通電するカチオン電着塗装を使用している。単に電着ともいう。
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