電力管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 00:27 UTC 版)
マルチコア化の目的の1つに低消費電力化がある。マルチコアに限らないが、多くの汎用プロセッサや専用プロセッサでは、使用しないコアのクロックを停止する「クロック・ゲーティング」、機能ブロックごとに電源供給を停止してリーク電流そのものを無くする「パワー・ゲーティング」が備わっている。 汎用プロセッサの中には他のコアを停止する代わりに1つのコアだけ供給電圧やクロックを高めてシングルコアでの処理性能を高める技術も導入が予定されている。機能ブロックごとにスレッシュホールド電圧値を変えて動作速度を変えるのは「マルチVth」と呼ばれる。マルチコアでは、機能ブロックごとでしか行えなかったシングルコア製品よりさらに進んだ電力と処理性能との最適化機能が取り込まれる。
※この「電力管理」の解説は、「マルチコア」の解説の一部です。
「電力管理」を含む「マルチコア」の記事については、「マルチコア」の概要を参照ください。
- 電力・管理のページへのリンク