雹による被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 05:59 UTC 版)
降雹による被害を雹害(ひょうがい)という。小さな雹が大量に降った場合、積雪のように堆積してビニールハウスなどを破損させたり、植物の葉を落としたりする。関東地方や長野県などの農業地帯、山間部では雹の通り道として降雹が起きやすいと伝えられる地域があり、東京都あきる野市・八王子市境の雹留山(ひょうどめやま)がその一例である。 直径が5cm以上もあるような巨大な雹は落下速度が100km/hを超え、単独でも甚大な被害を出す。自動車のボンネットや窓ガラス、家屋を破損させたり、農作物に大きな被害を与えたりする。大きな雹が人間や動物に当たると怪我をしたり、頭部に直撃した場合には脳震盪を起こしたりして、死の危険性さえある。 英語圏などでは激しい降雹を"hail storm(雹嵐)"と呼ぶ。
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