雇女
読み方:やとな
- 大阪辺にて時間制にて需めに応じて客に侍り又は遊山の同伴などを為す女。芸者に似たるもの。
- 料理店や宿屋に雇はれて来て客の相手をする女のことをいふ。一寸三味線もひき、端唄もうたひ、床もとる。雇女の義から来たもの。〔花柳語〕
- 関西にて料理店や宿屋に雇はれて来て客の相手をする女のことをいふ。一寸三味線もひき、端唄もうたひ、床もとる、雇女の義から来たもの。
- 料理店又は飲食店に雇はれて居て客の酒席に出て、三味線も引き唄もうたひ又床もとる女のことをいふ。
- 時間制で客の需めに応じ好みの風俗をして客席に侍り、又外出の同伴等をする女。転じて必要ある毎に呼ばれる雇仲居のこと。
- 料理屋や宿屋に雇われてきて客の相手をする女のことをいう。一寸三味線もひき、端唄もうたい、床もとる。〔花柳界〕
- 料理店、飲食店に雇われて客席に出て三味線をひき、唄もうたい、売淫もする女。やとなかい(雇仲居)の省略。〔俗〕
- 〔花〕料理屋や宿屋に雇われてきて客の相手をする女のことをいう。一寸三味線もひき、端唄もうたい、床もとる。
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