階段式溢流路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:24 UTC 版)
堤体の北側に設置された洪水吐きで、ダムの水位が一定以上になった際の越流とダム湖の上流で分流させた勝納川の水を流している。流下する水の勢いを抑えるため、21mの落差を10段に分けて水を落とす構造を採用した。緩やかにカーブしながら階段状に水を落とす様は「水すだれ」と呼ばれ、その情景の美しさから市民の憩いの場や観光名所としても知られていた。このため、水路を見下ろす場所にある水管橋が夏期のみ一般市民にも開放されていた。 なお、小樽市では、ダムの廃止後もダム周辺の水道施設は、創設水道であったことを後世に伝えるため可能な限り残していきたいとしており、階段式溢流路も当面現状のまま残される予定。
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