階層型トークンバケット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/28 01:23 UTC 版)
「トークンバケット」の記事における「階層型トークンバケット」の解説
階層型トークンバケット (hierarchical token bucket、HTB) は、Linux での Class Based Queueing (CBQ) というキューイング規則の代替となる高速化手法である。 HTB は、そのリンク上の帯域幅の利用を制御する補助となる。HTBは物理的には単一のリンクを複数の低速なリンクのように扱い、その個々の低速リンクごとに異なる種類のトラフィックを担わせる。物理リンクを仮想的な複数のリンクに分割する設定や、個々のパケットをどのリンクで送るかの設定が必要となる。 すなわち、HTBはクライアントマシンのダウンロード/アップロードの転送レートを制限する際に特に役立つ。転送レートを制限したクライアントは、ネットワーク全体の帯域幅を使い切ってしまうことがない。
※この「階層型トークンバケット」の解説は、「トークンバケット」の解説の一部です。
「階層型トークンバケット」を含む「トークンバケット」の記事については、「トークンバケット」の概要を参照ください。
- 階層型トークンバケットのページへのリンク