除籍の理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/21 13:31 UTC 版)
「よく管理され、よく絞り込まれたコレクションは、古くなったまたは不要な資料でいっぱいになったコレクションよりもはるかに役に立つ」という考えに基づく。物理的なコレクションに対して除籍を行うことで次のような利益が得られる。 適切な資料を追加する空間を確保する。 利用者が有用な資料に素早くたどり着くことができ、図書館員はより簡単に情報を利用者に案内できる。 資料が最新となるため、コレクションの信頼性が増す。 図書館員がコレクションの強みと弱みを容易に把握できる。 資料の品質や物理的な状態が良好となる。 デジタル媒体のコレクションの場合、スペースは問題にならない。しかし、これはデジタルコレクションに除籍を行う必要がないということを意味するわけではない。デジタル資料であっても古いものや不適切なものを除去しておくことで、検索結果が絞り込まれ、利用者が本当に必要としている資料にたどり着きやすくなるのである。よってデジタルコレクションも物理的コレクション同様に最新かつ容易に見つけやすくしておくべきである。
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