吾平津媛とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 吾平津媛の意味・解説 

吾平津媛

(阿比良比売 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 07:23 UTC 版)

あひらつひめ
吾平津媛
時代 上古
配偶者 神武天皇(当時太子
子供 手研耳
(その他は#系譜参照)
父:火闌降(『古代豪族系図集覧』による)
テンプレートを表示

吾平津媛(あひらつひめ、生没年不詳)は、古代日本の人物。『古事記』では阿比良比売(あひらひめ)と記される。

日本書紀』によれば、日向国吾田邑の人である。

名称

名前に含まれる「媛(ひめ)」については、「ヒメ」を参照。

系譜

記紀には両親についての記載はない。

古事記』によれば、「阿多之小椅君」の妹。同じく『古事記』には火照の子孫に「隼人阿多君」がある。なお、『古代豪族系図集覧』によれば、兄に阿多小橋君の祖の天曽利がいる。

上述の「阿多之小椅君」は、『日本書紀』に火闌降の子孫としてみえる「吾田君小橋」と同一と思われる[1]。そのため、同じく『日本書紀』に火闌降の子孫としてみえる隼人との関連が指摘される[2]

系図

(参考:『日本書紀』、『古代豪族系図集覧』)

 
 
 
 
 
 
 
 
瓊瓊杵尊
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
火闌降尊
 
 
 
 
 
火折尊
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鸕鶿草葺不合尊
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
天曽利命 吾平津媛命
 
 
磐余彦尊
(のちの神武天皇)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(子孫は隼人
 
 
手研耳命
 
 
 
  • 赤背景は女性。

記録

日本書紀』によれば、神武天皇(当時太子)は神武東征を行う前、日向にいた時に吾平津媛を妃としたという。

脚注

出典

  1. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus『吾田小橋』 - コトバンク
  2. ^ 喜田,p255-257「皇妃吾田吾平津媛」

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「吾平津媛」の関連用語

吾平津媛のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



吾平津媛のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの吾平津媛 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS