阿南紀北直流幹線とは? わかりやすく解説

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紀伊水道直流連系設備

(阿南紀北直流幹線 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 03:34 UTC 版)

紀伊水道直流連系設備
紀伊水道直流連系設備の地図
所在地
日本
座標 北緯34度12分50秒 東経135度30分8秒 / 北緯34.21389度 東経135.50222度 / 34.21389; 135.50222 (紀北変換所)(紀北変換所)
北緯33度49分40秒 東経134度38分12秒 / 北緯33.82778度 東経134.63667度 / 33.82778; 134.63667 (阿南変換所)(阿南変換所)
起点 和歌山県伊都郡かつらぎ町
経由地 和歌山県日高郡由良町
終点 徳島県阿南市
運用
所有者 関西電力送配電四国電力送配電電源開発送変電ネットワーク
建設
運用開始 2000年 (2000)
技術
種別 高架送電線
海底送電線
送電形態 HVDC
全長 99.8 km (62.0 mi)
供給能力 1400 MW
直流電圧 250 kV
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
日本の電力系統における紀伊水道直流連系設備の位置

紀伊水道直流連系設備(きいすいどうちょくりゅうれんけいせつび)は関西電力送配電四国電力送配電電源開発送変電ネットワークが運用する電力供給設備である[1]直流送電が用いられている。2000年6月22日運用開始。

直流送電が用いられている理由

関西電力送配電と四国電力送配電はいずれも電源周波数が60Hzであり交流送電も可能であるが、本州と四国の間は東岡山変電所(岡山県赤磐市中国電力ネットワーク)・讃岐変電所(香川県綾歌郡綾川町、四国電力送配電)間の本四連系線によって交流連系されており、交流送電では、電力系統にループが構成され制御が難しくなる可能性があることと、直流送電のほうが建設費が少なくてすむことから直流送電が用いられている[2]

紀北変換所

和歌山県伊都郡かつらぎ町にある交直変換所。変換容量1,400,000kW[3]北緯34度12分50秒 東経135度30分8秒 / 北緯34.21389度 東経135.50222度 / 34.21389; 135.50222 (紀北変換所)

紀北変換所2023年

阿南変換所

徳島県阿南市にある交直変換所。変換容量1,400,000kW[3]北緯33度49分40秒 東経134度38分12秒 / 北緯33.82778度 東経134.63667度 / 33.82778; 134.63667 (阿南変換所)

由良開閉所

和歌山県日高郡由良町にある開閉所。 北緯33度58分37秒 東経135度5分21秒 / 北緯33.97694度 東経135.08917度 / 33.97694; 135.08917 (由良開閉所)

由良開閉所2023年

阿南紀北直流幹線

紀北変換所と阿南変換所を結ぶ送電線。直流250,000V、双極、定格2.8 kA。送電容量1,400,000kW。双極1回線(プラス極とマイナス極を持つ直流ケーブル)2条と中性線(プラス極もマイナス極も持たない直流ケーブル)2条の計4条で構成される。送電線の設計耐圧は500,000Vで、この電圧に昇圧すると送電容量は2,800,000kWになる。架空線50.9km(紀北変換所・由良開閉所間)、地中線48.9km(由良開閉所・阿南変換所間、海底部46.5km、陸上部2.4km)[3][2][4]

脚注

  1. ^ 紀伊水道直流連系設備の運用開始について(関西電力)2011年3月13日閲覧
  2. ^ a b [1]
  3. ^ a b c 紀伊水道直流連系設備の概要(関西電力)2011年3月13日閲覧
  4. ^ 紀伊水道横断DC±500kV海底OFケーブル(フジクラ技術)

関連項目


阿南紀北直流幹線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/11 07:34 UTC 版)

紀伊水道直流連系設備」の記事における「阿南紀北直流幹線」の解説

紀北変換所阿南変換所を結ぶ送電線直流250,000V、双極定格2.8 kA送電容量1,400,000kW。双極1回線(プラス極マイナス極を持つ直流ケーブル)2条中性線(プラス極マイナス極持たない直流ケーブル)2条の計4条で構成される送電線設計耐圧500,000Vで、この電圧昇圧すると送電容量は2,800,000kWになる。架空線50.9km(紀北変換所由良開閉所間)、地中線48.9km(由良開閉所阿南変換所間、海底部46.5km、陸上部2.4km)。

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