防暑衣袴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:21 UTC 版)
「軍服 (大日本帝国陸軍)」の記事における「防暑衣袴」の解説
同年、主に華南・台湾方面の酷暑地域用「特種被服」の一つとして、従来試験されていた防暑衣袴が正式に制定された。 夏衣が立襟であるのに対し、のちの昭和13年制式に類似する開襟着用に適した折襟を採用、また胸部物入れは切込型でなく貼付型であり、腰部物入(天蓋は無し)を新設した。襟章および肩章は明治45年制式の従来品を付着する。 酷暑地域である台湾軍部隊では、第二釦を外し大きく開襟とした着用方法も取られている。台湾軍の将校准士官間ではこの第二釦を外す着用方法に準じ、もとより背広型とした開襟の防暑衣を着用する例が散見されており、ネクタイや蝶ネクタイを組み合わされることもある。のちに将校准士官のこの様式の開襟背広型防暑衣は、陸軍解体まで広く普及することとなる。
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