関峠とは? わかりやすく解説

関峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/22 23:56 UTC 版)

関峠
関峠より敦賀方面を望む、左端が峠の地蔵堂
所在地 日本
福井県美浜町敦賀市
座標
北緯35度37分30.9秒 東経136度0分26.8秒 / 北緯35.625250度 東経136.007444度 / 35.625250; 136.007444座標: 北緯35度37分30.9秒 東経136度0分26.8秒 / 北緯35.625250度 東経136.007444度 / 35.625250; 136.007444
標高 103 m
山系 野坂山地
通過路

福井県道225号
JR小浜線
国道27号旗護山トンネル

舞鶴若狭自動車道(野坂岳トンネル)
プロジェクト 地形
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関峠(せきとうげ)は、福井県道225号敦賀美浜線にある、福井県敦賀市と同県三方郡美浜町の境に跨るである。

概要

関峠の標高は100mほどしかなく、敦賀市中心部から見たときには、徐々に標高を上げて峠に至るため、勾配がほとんど感じられないままに峠を通過する。関峠は敦賀市西部の旗護山野坂岳を越える道路であり、この旗護山の稜線が敦賀市(越前)と美浜町(若狭)の境となっているため、関という名が与えられたという伝承がある。

路線状況

この道は非常になだらかで、元国道のため広い片側一車線幅も確保されている。そのため現国道27号ではなく、こちらの道を使うドライバーも多い。現に敦賀市内からだとこちらの方が時間的に短縮できる場合もある。隣をJR小浜線の線路が走っている。またこの峠の北側を今の国道27号の旗護山トンネルが貫いている。

峠からの接続道路

峠の地蔵

関峠の頂上付近に地蔵堂が建てられている。4体の地蔵が祀られており、向かって1番右が「咳止め地蔵」、3番目が「波よけ地蔵」という(2、4番目は不詳)。言い伝えでは、昔、佐田沖で海中噴火があり、津波がこの峠まで押し寄せたが、この地蔵が波を避けてくれたことが、「波よけ地蔵」の由来だという。また、この地蔵堂は、若越新四国八十八箇所の43番札所であり、「若狭から老いも越し来る 関の山 地蔵の恵みありとこそ知れ」という御詠歌が伝わる。

参考文献

  • 福井県教育委員会『福井県歴史の道調査報告書 第2集 北陸道Ⅱ・丹後街道Ⅰ』2002年、66-67頁。
  • 森田和夫、立花恵秀『お地蔵さま 若越八十八ヶ所を尋ねて』海光堂書店、1976年、90-91頁。

関連項目


関峠(せきだお)(青)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:41 UTC 版)

長府」の記事における「関峠(せきだお)(青)」の解説

長府の古い地名。『豊府志略』によると長府藩居館現在の豊浦高等学校)を北西とすると東が岸、南東櫛崎城南西が関峠とあるので、現在の長府庭園下関市立美術館の間付近の道が関峠にあたる。

※この「関峠(せきだお)(青)」の解説は、「長府」の解説の一部です。
「関峠(せきだお)(青)」を含む「長府」の記事については、「長府」の概要を参照ください。

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