長老教会(Presbyterian)の定義範囲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:51 UTC 版)
「日本基督教団改革長老教会協議会」の記事における「長老教会(Presbyterian)の定義範囲」の解説
広義には、教会政治制度として長老制を採用する教会を「長老教会」と日本、台湾、韓国などでは呼ぶ場合があるが、教会内の役員を「長老」と呼びながらも、改革派・長老派とは自認しない教派も少なくない。 英語で「Presbyterian」といえば、ウェストミンスター信仰告白を採用する教会が、歴史的な意味での長老教会である。同信条には教会とは国家為政者ではなく長老たちによって治められるというスコットランド宗教改革に由来する考えがある。しかも、それは単に各個教会が長老たちで治められるだけではなく、使徒言行録15章のエルサレム会議に倣って、それらの長老たちが地方会議(Presbytery)を形成するものである。 カベナンター由来の狭義の「改革長老教会 (Reformed Presbyterian Church)」はウェストミンスター信仰基準にたち、この定義に合致する長老派教会の一派である。この派は他に 詩篇歌のみをもって礼拝賛美とし、奏楽の楽器は用いないなどの特徴を併せ持つ。 長老教会は主にスコットランドにおいて定着したため、スコットランドから北アイルランドや北米を経由して伝播したカルヴァン主義教会に「長老教会」を名乗る傾向が見られる。
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