長戸寛美
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長戸 寛美(ながと ひろみ、1910年〈明治43年〉10月24日[1] - 2002年〈平成14年〉4月2日[2])は日本の法曹。元最高検察庁次長検事。のち弁護士。東京都出身。
人物
父は寺の住職。漢学者の母方の家を継いだ。祖父が検事であった。1923年(大正12年)、静岡市立城内尋常高等小学校卒業[3]。静岡県立静岡中学校入学[4]。静岡中学時代の親しい友人に三宅静雄[3]。1927年(昭和2年)、中学4年1学期を終了し、広島の中学に転校した[3]。旧制広島高等学校を経て、東京帝国大学法学部卒業[3]。1935年(昭和10年)12月、検事任官[3]。
東京地方検察庁検事、法務省刑事・総務課長などを経て、甲府地方検察庁・長野地方検察庁検事正、法務総合研究所長となり、高松高等検察庁・広島高等検察庁検事長を歴任、最高検察庁次長検事を最後に1973年(昭和48年)10月定年退官した[3]。同年11月、弁護士(第一東京弁護士会)となった[3]。
著書
- 『漫筆草市噺』 1980.10
- 『経済取締法令の解説』 三芳書房 1948
栄典
- 1980年 勲一等瑞宝章
脚注
- ^ “長戸 寛美 - Webcat Plus”. webcatplus.nii.ac.jp. 2025年4月5日閲覧。
- ^ 平成14年 2002年5月23日付官報 号外 第105号 151頁
- ^ a b c d e f g 静中・静高関東同窓会 48号 1ページ。
- ^ 『静中・静高同窓会会員名簿』平成15年度(125周年)版 56頁。
関連項目
外部リンク
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