鏡像型右胸心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/28 04:37 UTC 版)
鏡像型右胸心では、心臓は右胸郭内に正常心と鏡像をなすように位置している。この時他の全ての腹部臓器も通常の場合と反転した位置関係にある(完全内臓逆位)。 孤立性右胸心と比較すれば心疾患の合併は少ないが、それでもなお通常の場合と比べ先天性心疾患(両大血管右室起始症、房室中隔欠損症、肺動脈弁閉鎖症など)や、その他呼吸器系、食道や腸管の合併疾患を伴うことが多く、特に心血管系や呼吸器系の合併疾患は放置されれば場合によっては致命的になり得る。 また、カルタゲナー症候群は鏡像型右胸心の患者に合併することが多く、主要臓器の位置の反転とともに、男性不妊症を伴うことがある。
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