鎖物・縄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:12 UTC 版)
棍、分銅、穂先などを接合する縄状やリング状の部位。武器に回転の軸(支点)をもたらし、特徴的な柔軟な挙動を行う。そのため中国ではこれらの武器を軟兵器と呼んでいる。フレイルのように関節が一つのもの、多節鞭のように複数の関節を備えたもの、流星錘や羂索のように全体が縄の武器がある。関節が増えるにしたがって、全体のしなる動きが大きくなる。縄が命中した部分は新たな軸となり回転し絡みつく動きになる。 縄の先に武器を結わえた武器は、絡みつくだけでなく、武器部分を回転させて勢いを付け投射する機能をもち、また縄をたぐりよせることでその回収が可能である。これらには鎖鎌や剣鏢、流星錘などがある。これら軟兵器はその挙動ゆえに防御が難しいが、使用者にとっても操りにくく自らを傷つけることさえ起こる。
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