銭守り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 04:12 UTC 版)
焼火権現から授与され、水難除けの護符として船乗りに重宝された。かつては山上に1つの壺があり、そこに2銭を投げ込んでから1銭を取って護符とする例で、増える一方である筈なのに決して溢れることはなかったという。近世には松江藩の江戸屋敷を通じて江戸でも頒布されたため、江戸の玩銭目録である『板児録』にも記載されるほど著名となり、神社所蔵の天保13年(1842年)12月の「年中御札守員数」という記録によれば、年間締めて7,900銅もの「神銭」が授与されていたという。
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