銀の教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 02:24 UTC 版)
ドーナハ・アルジド(「銀の教会」)として知られる聖遺物箱は、もともとは8世紀のものであるが、クロウニス大修道院長による1350年の大修理以前の部分はほぼ見えなくなっている。立体的なキリストの磔刑像が正面中央に配され、聖人や聖母子の浮き彫りが周りを囲っている。側面には、聖書のシーンが、主要人物は浮き彫りで、その他の要素は片切り彫りで描かれている。丘を走り回る動物を隅に配置したこの様式は、14世紀の修復よりもむしろ洗練されている。ドロイダに住んでいた記録があるジョン・オ・バーダンという彫金師のサインがされている。アイルランドのみならずヨーロッパ全域において、彫金師はしばしば聖職者でもあった。
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