銀の弾などない——ソフトウェアエンジニアリングの本質と偶有的事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 01:56 UTC 版)
「人月の神話」の記事における「銀の弾などない——ソフトウェアエンジニアリングの本質と偶有的事項」の解説
ブルックスが1986年に発表した論文である。『人月の神話 20周年記念版』では、第16章として収められた。「銀の弾丸」として魔法のようにすぐに役に立ちプログラマの生産性を倍増させるような技術や特効薬は、今後10年間 (1986年の時点から10年の間) は現れないだろう。そもそも、ソフトウェア開発の複雑性には、「本質的な複雑性」と「偶有的な複雑性」とがある。これまで、ソフトウェア開発者は、高水準プログラミング言語、タイムシェアリングシステム、統一されたプログラミング環境により、偶有的な複雑性の多くをやっつけてきた。しかし、現在 (1986年) のプログラマは、ほとんどの時間を本質的な複雑性に取り組むことに費している。
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