金色のもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 03:20 UTC 版)
金は金色である。多くの金属は吸収帯が紫外線帯にあり可視光は全て反射するので白色(銀色)になるが、金では吸収帯が可視光にまで及んでいるため色が付く。より正確には、金は波長約550nm以下の光を吸収するので、それより長波長の黄緑・黄色・オレンジ・赤が混ざって、ややオレンジ寄りの黄色(金色)となる。 金以外では銅とセシウムが黄色系の色だが、やや色合いが異なる。銅は金より広い600nm以下の光を吸収するため、赤っぽくなる。逆にセシウムは吸収帯が狭く、白っぽくなる。またこれらの金属は容易に錆びて、光沢を失ったり色合いが変わってしまう。合金では黄銅、硫化錫(IV)、スズ添加量が多い一部の青銅(砲金など)およびアルミ青銅、窒化チタン、サマリウム酸化物が金色に近い。 金属的な光沢は構造色でも生み出せるので、黄色を選択的に反射する構造色は金色を呈する。
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