金沢成巽閣文庫本
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「七十一番職人歌合」の記事における「金沢成巽閣文庫本」の解説
3巻、紙本着色。杉の二重箱に納められ、表蓋に「天賜職人歌合三巻」。加賀藩第五代藩主前田綱紀の1684年(貞享元年)の識語から松雲本とも呼ばれる。後水尾天皇下賜品(前育本)を模写したものと内箱の表蓋に書かれているが、様々な小異が見られ忠実な摸本とは言いがたい。詞章は能筆で古筆切を学んだ跡も見られる。絵は前田家御用絵師によるものと見られ、職人の衣装に加賀前田家の家紋の梅の模様が多用されている。布の見返し部分に金泥が施された豪華本。
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