野狐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/05 16:20 UTC 版)
野狐(やこ)は日本に伝わる狐の妖怪。普通の野生の狐、人間を化かしたりする狐、神格を持たない狐などを差して野狐と称する。野犴(やかん[2])と表記する場合も室町時代以前にはある。野狗(やこ・やく)、野狛(やこ)の字をあてられることもある。「狗」も「狛」も当時では犬の類といった意味。
- ^ 多田克己 編 『竹原春泉 絵本百物語 -桃山人夜話-』国書刊行会、1997年、158頁。ISBN 978-4-336-03948-4。
- ^ 犴(かん)は野生の犬もしくはそれに近いイヌ科の動物・狐などの類という意味。元来はインド圏に生息するジャッカルを指す。
- ^ 中村禎里『狐の日本史 古代・中世びとの祈りと呪術』戎光祥出版、2017年、260頁。ISBN 978-4-86403-248-3(旧版『狐の日本史 古代・中世編』日本エディタースクール出版部、2001年)。
- ^ 笹間良彦『図説・日本未確認生物事典』柏書房、1994年、110頁。ISBN 978-4-7601-1299-9。
- ^ a b c d e 石塚尊俊 『日本の憑きもの 俗信は今も生きている』(復刊)未來社、1972年 (原著1959年)、62-66頁。 NCID BN02482167。
- ^ a b 大藤時彦他 著、民俗学研究所 編 『綜合日本民俗語彙』 第4巻、柳田國男監修、平凡社、1956年、1619-1620頁。 NCID BN05729787。
- ^ 宮本袈裟雄他 著、桜井徳太郎 編 『民間信仰辞典』東京堂出版、1980年、294頁。ISBN 978-4-490-10137-9。
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