重四郎召し捕り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 20:03 UTC 版)
ある日の夕方頃、旅人の姿をした男たちが12〜13人ほど、大黒屋に宿泊しにやってきた。男たちはしばらくの間、遊女や芸者を呼び遊んでいたが、次第に勘定のことで言い争いをし始める。ついに言い争いは殴り合いの喧嘩へとヒートアップし、主人である大黒屋重兵衛が仲裁に入る。しかし今度は大黒屋重兵衛が胸ぐらを掴まれ、身動きが取れなくなる。重兵衛が何かに気付いたその瞬間、男たちは一言「御用だ」と言って重兵衛を拘束する。さらに外からも「御用だ御用だ御用だ」と言って増援が駆けつける。隙間を掻い潜り、刀で追っ手を切りつけて屋根の上へと逃走するが、滑って1階に転落し、その瞬間を逮捕される。即座に江戸町奉行・大岡越前の役宅へと連行され、白州の間で裁判が開始されることとなった。
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