重ウラン酸ナトリウムとは? わかりやすく解説

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重ウラン酸ナトリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 16:38 UTC 版)

重ウラン酸ナトリウム (Na2U2O7·6H2O) はウランである。重ウラン酸アンモニウムと同じく初期のイエローケーキの主成分であり、その比率は操業条件により異なっていた。現在では「イエローケーキ」は各種ウラン酸化物の混合物を指す語になっており、必ずしも黄色ではなくなっている[1]。英名の "Sodium diuranate" から SDU とも呼ばれる。かつては磁器製の義歯に本物ののような蛍光を持たせるために用いられたり、陶磁器釉薬に混ぜてアイボリーから黄色を出すために用いられた。これらの用途には酸化セリウムと混ぜて用いられ、ウランは重量にして0.008 - 0.1%、平均して0.02%程度含まれていた。1980年代終わりには使われなくなった。


  1. ^ イエローケーキ(ウラン精鉱)の性質 (04-04-01-03)”. 原子力百科事典ATOMICA. 高度情報科学技術研究機構 (1998年5月). 2016年1月20日閲覧。
  2. ^ ウラン粗製錬 (04-04-01-01)”. 原子力百科事典ATOMICA. 高度情報科学技術研究機構 (1998年5月). 2016年1月20日閲覧。
  3. ^ インシチュリーチング”. 原子力百科事典ATOMICA. 高度情報科学技術研究機構 (2000年8月). 2016年1月20日閲覧。


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