醒井宿問屋場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 06:16 UTC 版)
醒井宿を通行する大名や役人に提供する人足や馬の手配などを行う問屋を代々営んだ川口家の住宅であった。かつて醒井宿に7軒あった問屋の1つであるが、完全な形で宿場に残存する問屋場(現在の問屋とは相違点が多い)は全国的にも希少であり、米原市の文化財に指定されている。 江戸時代前期、17世紀中期-後期の建築とされる。構造は木造平屋建。間取りは、玄関に広い土間があり、右正面に板の間8畳、その左手に和室8畳・6畳続きの間、正面に板の間6畳と奥に板の間3畳がある。当初の建物は、さらに南側に家屋が続いていたことが、旧醒井郵便局舎2階に展示される「江龍文書」の醒井宿絵図(享和4年〈1804年〉)に認められ、発掘調査により確認されている。 発掘調査は1998年(平成10年)度になされ、同年、米原町の文化財に指定された後、2000年(平成12年)より修復が行なわれた。資料展示のほか、定期的にコンサート等のイベント会場としても活用されている。
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