部位検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 17:45 UTC 版)
CT/MRI: 比較的大きな腫瘍であることが多い。MRIのT2強調画像にて高信号を呈するのが特徴的。内部は均一のこともあるが、出血や壊死により不均一であることが多い。 131I-metaiodobenzylguanidineシンチグラフィ(131I-MIBGシンチグラフィ)131I-MIBGシンチグラフィ(よーどひゃくさんじゅういちえむあいびーじーしんちぐらふぃ)とは、131Iで放射線標識したMIBGを用いたシンチグラフィ。I-123に比べ分解能が低く、SPECTも撮れないため、心臓病名で123I-MIBGシンチグラフィ(腹部SPECTも)を撮る方が勧められる(I-131での転移リンパ節見落とし例あり) 目的副腎外原発巣や転移巣の場所を調べること。 原理アドレナリンを分泌する本腫瘍細胞は、アドレナリンの原料としてノルアドレナリンを取り込んでいる。そこでノルアドレナリンと分子構造が似ているMIBGを投与すると、MIBGが本腫瘍細胞に取り込まれて蓄積する。 方法甲状腺に131Iが集まらないように、検査前数日前からヨードを内服する。 判定副腎外に陽性 (hot spot) 描出される。 PET:MIBGで取り込みがなくともPETで陽性となることもある。転移巣の検索に有用。
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