道具・用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:36 UTC 版)
以下の説明は NMJL ルールに従い、Sandberg (2010) を元にしている。 アメリカの麻雀牌は、筒子(dots)・索子(bamboos, bams)・萬子(characters, craks)・風牌(winds)・三元牌(dragons)に加えて、8枚の花牌(flowers)と8枚のジョーカーを加えた152枚を使用する。三元牌は紅中を red dragon、緑発を green dragon、白板を white dragon(または soap)と呼ぶ。白板には四角い模様が描かれていることが多い。 筒子・索子・萬子の三つの種類をスートと呼ぶ。三元牌は紅中が萬子、緑発が索子、白板が筒子のスートに属する。風牌・花牌・ジョーカーはどのスートにも属さない。スートは役を作るときに重要になる。 中国麻雀と異なり、花牌を一枚だけさらすことはない。花牌もほかの牌と同じように扱われる。 通常、牌のほかにドミノと同様のラックを用いる。ラックは壁を作るためにも使われる。ラック上部は副露のために使われる。通常、点棒は使われない。 牌の上には通常インデックスが書かれており、数牌には 1-9 の数字、風牌には N E W S、三元牌には R G 0(白板)と書かれる(三元牌には異なる字が書かれていることもある)。花牌は赤と緑の二色にわかれ、それぞれ 1 から 4 までの数字が書かれるが、NMJL のルールでは花牌の色や数字に意味はない。 面子には同一牌の1枚(single)・2枚組(pair)・3枚組(pung)・4枚組(kong)・5枚組(quint)・6枚組(sextet)がある。したがって上がりの型は伝統的な四面子一雀頭の形をしていない。また、順子(chow)は存在しない。ジョーカーは3枚組以上でのみ使える(5枚組・6枚組では必ずジョーカーが必要になる)。ひとつの面子にジョーカーを何枚使ってもよく、ジョーカーだけの面子も認められる。他人が捨てた牌を使えるのは3枚組以上のとき(または上がるとき)のみである。捨てられたジョーカーを他人が使うことはできない。
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