通貨選択型投資信託の出現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 08:20 UTC 版)
「毎月分配型投資信託」の記事における「通貨選択型投資信託の出現」の解説
高分配型投資信託の人気の高まりを受けて、投資信託を販売する金融機関や運用会社は、より高い分配金を払い出せるファンドを作る必要があると考えた。こうして生み出されたのが通貨選択型投資信託である。原資産からの収益に加えて為替取引での収益という2階建の収益構造を持つ通貨選択型投資信託は高い分配金を背景に瞬く間に人気化した。2009年に最初の通貨選択型投資信託が運用をはじめ、2011年には通貨選択型投資信託全体の純資産総額は10兆円を超えた。その後、通貨選択型投資信託には商品の複雑性などが問題視され、規制が強化された。一時は純資産総額が12兆円を超えた通貨選択型投資信託は、2017年1月末時点で7兆円を下回っている。また、一般の商品より手数料がやや割高でもある。
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