近隣の断層との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 01:31 UTC 版)
警固断層帯北西部の約5km北側の玄界灘には、志賀島沖断層がある。走向は北北西でほぼ平行、変位も同じ左横ずれで、別の断層と判断されてはいるものの、関連性について議論がある。 このほか福岡県北西部には、警固断層とほぼ平行の北西-南東に走行を持つ活断層が複数存在する。警固断層の約15km東側には宇美断層、約40km東側には西山断層(西山断層帯)、また約15km南側には日向峠-小笠木峠断層帯がある。 また、警固断層帯北西部の北西延長線上、壱岐北西沖の海底には、同じく北西-南東に走行を持つ断層群が存在する。この断層は、旧原子力安全委員会により、玄海原子力発電所のアセスメントの一環として検討が行われている。これによると、断層群の走行が一定ではないため連続性が乏しいこと、警固断層帯北西部の北西端には断層の端部に特徴的なスプレー(分岐)構造がみられることなどから、警固断層帯と壱岐北西沖の断層群は連続しないと結論付けている。
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