近代兵器で求められる能力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 22:38 UTC 版)
最も基本的な装甲の形状は、板状の装甲材で保護対象を覆うことである。特に移動能力を備えた装甲戦闘車両や戦闘艦、軍用航空機では、防護性能を高めるために単純に装甲を厚くすれば装甲の重量によって運動性が損なわれるため、限られた重量内で最大の防護能力が求められる。21世紀現在の兵器の装甲は、出来るだけ重量増加を伴わない防護力の強化策などが講じられている。 近代兵器では装甲の防護性能が向上したため、攻撃兵器も装甲板の広い面全体を破壊するよりごく狭い範囲にエネルギーを集中することで穿孔し、装甲板を貫いて内部に被害を与えることを目指すものが現れている。この裏面まで貫かれる事を「貫徹」と呼ぶ。徹甲弾はこの貫徹効果を最大に求めた弾頭の事であるので後述の通りこの被害を防ぐ為の研究も進んでいる。
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