近世スコットランドの挫折
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 04:39 UTC 版)
「スコットランドの歴史」の記事における「近世スコットランドの挫折」の解説
1603年春、スコットランドに一大転機が訪れた。エリザベス1世の死によって、ジェームズ6世にイングランド王位を継承してほしいという急使がやってきたのである。メアリ・ステュアートが叶えられなかったイングランド征服の夢を、息子のジェームズは無血で叶えることとなった。しかし、これは、スコットランドに暗い影をおとす時代の始まりでもあった。 同君連合から合同、そしてジャコバイト反乱にいたる近世スコットランドの変遷は、しばしば暗い時代とされる。スコットランドは独自の王を失い、つぎに独自の議会を奪われ、そしてスコットランドらしさをもなくしてしまった。この時期のスコットランドは、イングランドに吸収される時代であった。
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