超音波トモグラフィ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 06:33 UTC 版)
「超音波映像装置」の記事における「超音波トモグラフィ」の解説
超音波を印加して伝播速度を元に内部の3次元構造を可視化する。透過型、回折型、反射型等、複数の方式がある。 超音波トモグラフィは1974年にGreenleaf達によって提案された。その後,さまざまな研究者によって超音波CTについての報告が行われた。透過型ではビームの直進性を仮定しており、被検体中の屈折率分布によって超音波ビームが曲がるため、再構成画像にアーチファクトが発生すると共に、生体内部には超音波の透過しない骨やガス等が存在するので透過データを取得可能な部位が少なく、適用可能な領域が限られる。 反射波を利用したパルスエコー法は超音波診断装置として広く普及しているが、CTとは異なり、原理的に各種臓器や器官の形状を映像化するものであって画像に定量性がない。
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