賦算

デジタル大辞泉

ふ‐さん【賦算】

読み方：ふさん

時宗独自の行事で、「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した札を配ること。一遍が熊野権現の神勅に基づいて始めた。おふだくばり。御化益(ごけやく)。

歴史民俗用語辞典

賦算

読み方：フサン（ｆｕｓａｎ）

時宗で遊行上人が念仏札を人々にくばること。

世界宗教用語大事典

ふさん 【賦算】

算木（数をかぞえる札）を賦ける意で、時宗で念仏の札（勅算）を配ること。賦箋とも。→ 時宗

ウィキペディア

賦算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/11 08:53 UTC 版)

賦算（ふさん）とは、時宗において「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」と記した「念仏札」と呼ばれる札を配ること。

ウィキペディア小見出し辞書

賦算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/02 02:05 UTC 版)

「清浄光寺」の記事における「賦算」の解説

時宗において賦算とは、一遍が始めた、極楽往生を約束するとされる「南無阿弥陀仏決定往生六十万人」と刷り込まれた札（算）を配ること。 現在、清浄光寺では、毎朝の勤行の後になされるが、その他、1月12日の初賦算、春季開山忌、秋季開山忌の際、また11月27日の別時念仏「一ツ火」の法会の後等に、行われている。