資格本に関する係争
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2005年(平成17年)から発行している『最新保育士合格完全ガイド』と『最新調理師合格完全ガイド』の2種の資格本について、多数の誤記の指摘が同社に寄せられた。このため同社が調査したところ、『最新保育士合格完全ガイド』からは約170ヵ所、『最新調理師合格完全ガイド』からは約290ヵ所の誤記が見つかった。これを受け、同社は2冊を絶版とする措置を行い、2008年(平成20年)版について、同社は編集を委託した株式会社超音速に対し、支払った製作費と予定利益計約1000万円を求め、2009年(平成21年)3月に東京地裁に提訴。これに対し超音速側は指摘された約460ヵ所の誤記について、「すべてが誤記ではない。また、編集は請け負ったが、最終的に校正を担当した出版社側の責任までも下請が負うのは納得できない」と反論したが、2011年(平成23年)9月に和解が成立した。
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