資格取得のための課程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 04:29 UTC 版)
専攻科には以下の通り資格取得のための課程もある。 看護師 看護師免許については、准看護師養成課程の3年制(定時制課程・通信制課程では3年以上)の専門学科の衛生看護科(本科)を卒業し、その後、看護師養成課程の2年制の専攻科を修了することにより、高校で、看護師の国家試験の受験資格を得ることができる。最近では、本科の衛生看護科と専攻科が一体となった、5年制一貫で看護師養成教育を行う看護科を設置する高校もある(千葉県立幕張総合高等学校、岡山県立倉敷中央高等学校など)。この場合、3年で卒業しても准看護師の資格は取得できない。衛生看護科を置く学科の多くは、看護科へ転換するか廃止された。 水産における機関士・通信士 水産における専攻科は機関士・通信士などの資格者を養成する課程といっていい。海技士免許については、全国の水産高等学校の本科卒業後、2年制の専攻科を修了することにより、海技士 (航海)(船長、航海士免許)、海技士 (機関)(機関長、機関士免許)、海技士 (通信)(通信長、通信士免許)の筆記試験が免除となり口述試験のみで免許取得が可能。また、第二級総合無線通信士や第二級陸上無線技術士の受験科目の免除特典が得られる専攻科もある。 保育士 現在、全国で4校(全日制2校・通信制2校)に設置されている。保育士国家試験は通常短期大学卒業程度以上、専門学校修了が受験資格で、それ以外の学校の卒業者は実務経験を要するが、2年制の保育専攻科を修了すると短期大学卒業者同様に受験資格が得られる。
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