豪石とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 豪石の意味・解説 

ごしゃぐ

(豪石 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/26 07:25 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search

ごしゃぐは、秋田県方言民俗語彙

意味と分布

「怒る」「叱る」の意味。秋田県内各地で用いられる。

また、腹が立つことを「ごしゃげる」という言い方をする。福島県の一部では悔しく、腹立たしいことを「ごせっぱらやける」と表現する地方がある。

用例

「わりごと したんで まごどご ごしゃいだ(ごしゃだ)」(悪いことをしたので孫を叱った)

原義と全国分布

「後世(ごせ)を焼く」の転訛と考えられる。

  • 「ごせをやく」岩手県山形県、福島県、新潟県
  • 「ごさいやく」山形県
  • 「ごさく」山形県
  • 「ごしゃく」岩手県、宮城県、山形県
  • 「ごしょやく」青森県
  • 「ごせーやく」岩手県
  • 「ごせやく」青森県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、栃木県、新潟県
  • 「ごっしゃく」宮城県、山形県

地方によっては「気をもむ」「わがままを言う」というふうに微妙にニュアンスが異なる場合がある。

三毒と後世

後世とは、仏教における三世のうちの来世(死後の世界)のことであり、しばしば「後生」(ごしょう)とも呼んでいる。仏教では、克服すべき最も根本的な三つの煩悩三毒)として(とん・じん・ち)を掲げており、人間の諸悪・の根源としている。そのうちの「」(しん)は、「瞋恚」(しんに)ともいい、怒りの心をあらわしており、仏教を奉ずる者にとって、怒りに身をまかせることは、来世での安楽を焼き払ってしまうことだという教説にもとづくものと推定される。

「豪石(ごうしゃく)」

秋田県のローカルヒーロー超神ネイガー」の変身時のかけ声は「豪石(ごうしゃく)!」。このかけ声は、秋田弁の「ごしゃぐ」を元に神の力を借りるという「剛借」、また、自身の強さを測るという「強尺」の意味もあるとされている。ネイガーのみならず、ジオン、アラゲ丸、ネイガー・マイなどのヒーローや悪役も、変身の際には「豪石」とかけ声をかけている。

なお、秋田県内では、これにちなんだ「豪石クッキー」「豪石! サイダー」「豪石カードキャンディー」などが販売されている。

関連項目

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「豪石」の関連用語

豪石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



豪石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのごしゃぐ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS