豊島継男 (ヴァイオリン製作者)とは? わかりやすく解説

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豊島継男 (ヴァイオリン製作者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 13:38 UTC 版)

豊島 継男(とよしま つぐお、1947年 - )は、日本ヴァイオリン製作家[1]

経歴

1947年秋田県、後の大仙市に生まれる[1][2]

小学生のとき、ラジオで「ツィゴイネルワイゼン」を聴き、ヴァイオリンに魅せられる[3]。 中学1年の時にヴァイオリンを手にし、独学で演奏を学び始め、秋田県立秋田工業高等学校を卒業して秋田大学の職員となるかたわら、市民オーケストラに参加するなどした[2]

やがて、ヴァイオリンの修理に関心を寄せるようになり、1981年に公務員を退職して上京し、楽器店に勤めた[2]1983年に渡英し、ヴァイオリンの修理や製作の知識、技術を学んだ後、1986年に帰国して、東京都渋谷区代々木に工房を構えた[1]

1990年に、再度渡英して、オイルニスの研究に従うとともにヴィオラを製作、1992年にはイタリアクレモナに移って欧米各地の製作者コンクールに参加した[1]

1998年に帰国し、世田谷区池尻で製作を始め、2007年世田谷区三軒茶屋へ移り、さらに2009年秋田県大仙市に帰郷して工房を設け、ヴァイオリンヴィオラチェロの製作を続ける[1]

2024年の時点で、豊島は、日本弦楽器製作者協会アメリカ・ヴァイオリン製作者協会英語版、関西弦楽器製作者協会の会員である[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f 当工房について プロフィール”. 豊島ヴァイオリン製作工房. 2024年3月22日閲覧。:同一内容がある第三者のサイト - 弦楽器製作者 豊島継男 Toyoshima Tsuguo”. ヴァイオリンプラザ西宮. 2024年3月22日閲覧。
  2. ^ a b c インタビュー ヴァイオリン製作者 豊島継男さん”. サキガケ・アド・ブレーン. 2024年3月22日閲覧。 - 初出は、郷 2011.2 vol86
  3. ^ 松本健太朗 (2011年4月23日). “実家に工房 母世話しながら 遅咲きのバイオリン職人=秋田”. 読売新聞・東京朝刊・秋田: p. 29 

関連項目

  • 木野雅之 - 豊島作のヴァイオリンの愛用者のひとり

外部リンク




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