警察側による事件の説明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:16 UTC 版)
「赤色ギャング事件」の記事における「警察側による事件の説明」の解説
警視庁大森警察署は、ただちに緊急配備を敷いたが、犯人検挙に至らなかった。 ちょうどその頃、牛込神楽坂警察署ではある博徒の取調べを行っていたが、その際に「以前、別の暴力団員に拳銃で脅かされた」と供述し、その暴力団に関して捜査を行ったところ、拳銃の密売人がいることをつき止め、その密売人を検挙した。 その密売人を追及したところ「以前サイトウという男に拳銃25丁を売り、今度も拳銃6丁と実弾600発を売る予定だった」と自白した。警察はサイトウを上記ギャング事件の関係者と推測し、待ち合わせ場所に張り込み、検挙に成功した。 サイトウは初めのうちは黙秘していたが、彼の所持金の中に、強盗事件の発生した川崎第百銀行大森支店にあったはずの拾円紙幣「623701号」「623746号」が混ざっていたことが判明し、追及したところ事件の主犯であることの自供に至った。サイトウは日本共産党資金局員であった。彼の供述により、残る2名も検挙された。
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