調和分析
振動解析用語のひとつで、振動波信号を、基本波とその整数倍の周波数をもつ高調波成分の和として分析することを調和分析という。ここでいう調和とは、複数以上の振動波信号成分が整数倍の周波数の関係にあることをいう。その代表例が周期関数のフーリエ変換で、フーリエ変換を時間と周波数に関して離散化したものが離散フーリエ変換(DFT)である。このDFTを高速化したものが高速フーリエ変換(FFT)であり、自動車のエンジン振動やキャビンの騒音解析、ギヤの異常振動解析、工作機械やコンプレッサーなどの振動解析など、多くの振動解析の場で応用されている。
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