語彙全般
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 03:01 UTC 版)
基礎語彙における語種の比率は、東岳村の1964年生まれの男性を調査した結果では、次のようである(簡・真田2011)。 日本語起源の語:約65% アタヤル語起源の語:約25% 中国語・閩南語起源の語:約10% ただし、話者の属性や計数の仕方によって、この出現比率には異なりがある(Chien 2015,簡2018a)が、いずれにしても日本語起源の語彙が過半数を超えていることに間違いはない。 なお、台北帝国大学土俗人種学研究室(移川子之蔵・宮本延人・馬淵東一)(1935)によると、1930年代における南澳地域の人口は1692人で、戸数の比率はアタヤル人85.7%、セデック人14.3%である。宜蘭クレオールにセデック語の影響がほとんど認められないのは、このようにセデック人がマイノリティであったことが関与していると考えられる。
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