詩の蜜酒の製造とクヴァシルの殺害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 08:52 UTC 版)
「詩の蜜酒」の記事における「詩の蜜酒の製造とクヴァシルの殺害」の解説
アース神族とヴァン神族との戦争(en)の後、神々は大きな桶に唾を吐くことにより、今まさに終わった戦争の休戦調印をした。この休戦のシンボルを残すため、神々は自分たちの唾液からクヴァシルという名の人物を創り出した。クヴァシルは、彼が答えることができなかった質問がないほど非常に賢かった。クヴァシルは人類に知識を与えるべく世界中を旅した。ある日彼は、ドワーフのフィアラルとガラールを訪れた。フィアラルとガラールはクヴァシルを殺すと、ボズン、ソーン、オーズレリル(Boðn, Són and Óðrerir)と呼ばれる、2つの大桶と1つのかめに彼の血を注いだ。2人はクヴァシルの血を蜂蜜と混ぜ、その結果、それを飲めば誰でも"詩人や学者" ("skáld eða frœðamaðr") になれる蜜酒を作り出した。ドワーフたちは神々に、クヴァシルは知識のせいで窒息死したと説明した。
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