試験の要領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/28 05:55 UTC 版)
被験者に足をそろえ、目を閉じて直立するように言う。実施者は被験者の近くに立ち、被験者が倒れて怪我をしないように注意する。被験者の動きを周囲の垂直な物(部屋の柱やドア、窓など)と比較して観察する。体の揺れがあれば、陽性と記載する(時として不規則に揺れたり、転倒したりすることもあるので注意する)。基本的な特徴は、被験者が開眼しているときよりも不安定になるということである。 試験の基本的要領は次の通り。 被験者は手を体の側面に添え、開眼して足をそろえて立つ。 被験者が目を閉じ、そのまま実施者は一分間観察する。 この試験では、閉眼によって被験者が倒れることがあるため、倒れた際には受け止められるように、実施者は被験者のすぐ近くに立っておくことが望ましい。 ロンベルグ徴候が陽性であるとは、次の2点をどちらも満たすことをいう。 被験者は開眼していれば立てる。 被験者が閉眼すると、体が揺れ倒れそうになる。 現在の実臨床では「陽性」「陰性」という言葉を用いないで、 被験者は開眼していれば立てた, orたてなかった。 被験者が閉眼すると、体が揺れ倒れそうになる, or安定している。 ときちんと項目にわけて明記するのが望ましい。
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