記憶の足音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 07:44 UTC 版)
あらすじ 笙子は交際している由紀也から別れ話を切り出されるものと覚悟して、由紀也を助手席に乗せ車を運転していた。そこへ青年が飛び出してきて、笙子は青年をはねてしまう。由紀也は警察沙汰になることを恐れ、青年の処理を独りで行うと笙子へ告げ青年を車に乗せ、いずこかへと去った。 翌日、笙子は新聞に昨夜の事故が掲載されていないことを知るが、勤務中や帰宅時に青年の姿を見かける。怖くなり、警察に自首することを由紀也に相談する笙子だったが、由紀也は青年は即死しており、隣県の山中に埋めたという。 笙子と由紀也は件の山中へ向かうが、そこで由紀也は豹変し笙子を殺害しようとする。由紀也は支社の金を横領しており、本社からの監査が入って横領が明らかになる前にその罪を笙子に被せようとしていたのだった。しかし、そこへ青年の幽霊が現れ、驚いた由紀也はガケ下に転落し、笙子は助かる。 由紀也も一命をとりとめており、搬送先の病院で、笙子はこちらも生存していた青年と再会を果たす。 登場人物 長谷川笙子(はせがわ しょうこ) とある会社の地方支社勤務。 森口由紀也(もりぐち ゆきや) 笙子と同じ支社勤務だが、本社重役の娘との結婚と共に本社栄転が決まっている。 青年 笙子が車ではねた青年。支社の入っているビルでガードマンのアルバイトをしており、由紀也の横領や、笙子を殺害する計画も知っていた。 身元不明、意識不明の状態で入院していた。
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