計画線量

原子力防災基礎用語集

計画線量

放射線業務従事者の原子力施設での放射線作業や防災業務関係者の防災活動において、作業環境中の線量率及び放射性汚染のレベルが一定の値を超え、作業者に留意すべき被ばくが予想される時、１作業当たり又は一定の作業期間中の被ばく線量のめやすを定めて、計画的な被ばく管理が行われる。このめやすの線量を計画線量という。 原子力災害時の防災業務関係者の計画線量は、活動する区域の放射線レベルや活動内容等を考慮して、原子力施設等の防災対策について（防災指針）に定める「防災業務関係者の放射線防護の指標」の値を超えることのない範囲で十分余裕を持った（例えば、指標の２分の１、５分の１、10分の１など）値に設定される。作業に当っては、警報付個人線量計等の着用、作業時間の制限などにより計画線量を超えることのないよう管理される。