言語の形態論上の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/04 07:37 UTC 版)
エラム語は膠着語であり、その近隣で話されていたセム語族やインドヨーロッパ語族の言語とは近縁関係にない。エラム語はシュメール語と「姉妹」語であると主張する人もいる。ロバート・コールドウェルは1913年にベヒストゥーン碑文のエラム語とドラヴィダ語との比較を行い、フェルディナンド・ボルク(1924年)はエラム語が現在インドで話されているドラヴィダ語系のブラーフーイー語と関係があるとの説を提唱し、これらの説を継承したデイビッド・マカルピンは言語学的分析を行なっている(エラム・ドラヴィダ語族を参照のこと)。またドラヴィダ語族とウラル語族、アルタイ諸語の間には文法の著しい類似性が存在し、このことは両者が共通の起源より派生していることを示唆する。両者の共通祖先としてエラム語の存在を位置づけることができるかもしれない。
※この「言語の形態論上の分類」の解説は、「エラム語」の解説の一部です。
「言語の形態論上の分類」を含む「エラム語」の記事については、「エラム語」の概要を参照ください。
- 言語の形態論上の分類のページへのリンク