複製による元の姿の再現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 01:55 UTC 版)
尾形光琳筆「重文 風神雷神図屏風」と酒井抱一筆「重文 夏秋草図屏風」複製制作に代表される。平成27年にこの複製を制作しているが、これは「琳派400年記念祭」に際し制作されたものである。その特徴は”元の姿の再現”である。両屏風は、元々は二曲一双屏風の表裏に描かれていたのだが、展示や保存の事情から別々の屏風に改装され今に至る。そのことにより、本来鑑賞すべき見方ができなくなってしまった。しかしこの復元複製制作により、抱一が意図して描いた構図が復活し、本来の「夏秋草図」が蘇ったのである。そして京都で描かれた「風神雷神図」が複製品として京都へ里帰りしたわけでもある。この完成品は京都府に寄贈された。
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