複素引数とは? わかりやすく解説

複素引数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 19:02 UTC 版)

二重階乗」の記事における「複素引数」の解説

偶数引数対す二重階乗先述の定義はさておいて、z が正の奇数のときの値が z ! ! = z ( z − 2 ) ⋯ ( 3 ) = 2 z − 1 2 ( z 2 ) ( z − 2 2 ) ⋯ ( 3 2 ) = 2 z − 1 2 Γ ( z 2 + 1 ) Γ ( 1 2 + 1 ) = 2 z + 1 π Γ ( z 2 + 1 ) = ( z 2 ) ! 2 z + 1 π {\displaystyle {\begin{aligned}z!!&=z(z-2)\cdots (3)=2^{\frac {z-1}{2}}\left({\frac {z}{2}}\right)\left({\frac {z-2}{2}}\right)\cdots \left({\frac {3}{2}}\right)\\&=2^{\frac {z-1}{2}}{\frac {\Gamma \left({\frac {z}{2}}+1\right)}{\Gamma \left({\frac {1}{2}}+1\right)}}={\sqrt {\frac {2^{z+1}}{\pi }}}\Gamma \left({\frac {z}{2}}+1\right)=\left({\frac {z}{2}}\right)!{\sqrt {\frac {2^{z+1}}{\pi }}}\end{aligned}}} と書けることに着目して、奇階乗定義域をほとんどの実数または複素数に対して延長することができる:266。 この関係式従えば、z が非負偶数値をとるときの z!! の値は ( 2 k ) ! ! := 2 π ∏ i = 1 k ( 2 i ) = 2 k k ! 2 π {\displaystyle (2k)!!:={\sqrt {\frac {2}{\pi }}}\prod _{i=1}^{k}(2i)=2^{k}k!{\sqrt {\frac {2}{\pi }}}} と再定義されることになる。この意味での 0!! の値は 0 ! ! = 2 π ≈ 0.797 884 5608 … {\textstyle 0!!={\sqrt {\frac {2}{\pi }}}\approx 0.797\,884\,5608\ldots } である。 式を見れば z!! が負の偶数を除く任意の複素数に対して定義されることが分かる。またこれを定義として、半径 R の n-次元超球の体積V n = 2 ( 2 π ) n − 1 2 n ! ! R n {\displaystyle V_{n}={\frac {2(2\pi )^{\frac {n-1}{2}}}{n!!}}R^{n}} と表せる。

※この「複素引数」の解説は、「二重階乗」の解説の一部です。
「複素引数」を含む「二重階乗」の記事については、「二重階乗」の概要を参照ください。

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